KBTのブログ

茨城暮らしKBTの日常を書いてます。

常磐線 再開区間の各駅訪問

本日は18きっぷで再度に常磐線の最後の再開区間に乗車。こんどは夜ノ森・大野・双葉の各駅で降りてみて駅や周辺を見る旅。
夜勤終えてぎりぎりで常磐線ひたち野うしく駅9:00の下りに乗車。これ非常に重要なポイントで、乗り継いでいわき駅12:13原ノ町ゆきに乗れるんです。この後、いわき駅以北でなんと3時間も列車が空き、夜ノ森駅~双葉駅を明るいうちに行ったりきたりしての旅程が不可能。
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竜田駅にいまなおホーロー駅名板、とてもいいね!

富岡駅から最後の再開区間へ。双葉駅まで行き下車。
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きれいに整備された駅と駅前。まあ花壇のひとつもなく殺風景的です。青いタンクは防火用水。
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ほんの1分歩くと、3.11から時が止まったまま。これがオリンピック開催予定の2020年の日本とは信じがたい。薬局のサトちゃんは妙に垂直に立ってますが、見かねた工事関係者が直したのかな。消防団の倉庫には14:47指したままの時計。まさにあの時のまま。

上り電車を待って乗車、夜ノ森駅で下車。
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ここは列車交換可能な駅。双葉駅と大野駅は以前は交換可能だったのが再開後は不能に。ツツジが有名ですが桜が咲けばそれもいいねえ。
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桜の反対側はこのように厳しい現実。駅から40~50mしか散策できずヒマヒマ。次の下りまで1時間半あり持参のポータブルBDプレーヤーで録画したユーミンのライヴをイヤホン外し、スピーカーで大音量で鳴らして聴きました。

やっと来た下りで次の大野駅へ。時刻表にはみどりの窓口ありの表示、きっと有人なんだろう…大外れで指定券自動販売機あるだけの無人駅。
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真新しい駅。まあ駅周辺はここも無人(居住禁止)で立ち入り禁止のバリケードだらけ。駅と大野病院間だけ徒歩などで行き来できます。工事関係の車両がひっきりなしに通り活気はあります。
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夜ノ森・大野・双葉の各駅中で線量が一番高い大野駅。まあ1時間あたり0,295マイクロシーベルトでは仮に24時間365日ここにいてもレントゲン1回分の5ミリシーベルト以下です。空間での線量でおそらく土壌は相当高そう。まずないでしょうが野性動物のイノシシなどをつかまえて食べて濃縮の方がちょっとヤバイ。まあ、生殖可能年齢の方はあまり立ち入らない方がいいですな。(1ミリシーベルト=1000マイクロシーベルト)

3つの駅や駅前、いずれも飲料自動販売機が皆無、いわき駅から5時間以上も水分補給が不可能でした。考えてみれば駅周辺に電気がまだ通ってないので当たり前、こういうところに立ち入る心構えが不足してましたなあ。

大野駅16:56発上りで帰途へ。今のところ衝撃的な風景ばかりで歓迎ムードもなく、原発・復興工事関係者のための駅のようです。夜ノ森駅の桜・ツツジは見もの、機会あれば見に行きたい。

(注)電車の本数少ないですが、平行する国道6号などは四輪車以上だけ通行可能、露出した二輪車・自転車・歩行・耕運機などは禁止。決して歩いて駅間移動などしないで!通報・逮捕されるかも。